捻挫/打撲の応急処置
捻挫/打撲を起こした場合はライス(RICE)と呼ばれる応急処置を行なうと、後で捻挫/打撲の回復が早いです。
Rest(安静)
Ice(冷却) 2時間に1回(15分程度) アイスノン等を直接当てて冷やし過ぎて凍傷を起こさない様に注意して下さい。
温度を低下させると、組織に必要な酸素量が減少し、低酸素障害による細胞壊死を防ぐのと、腫脹を軽減させる事が目的です。
Compression(圧迫) 圧迫が強過ぎると、血流が低下し過ぎ、酷い場合は壊死を起こしたり、神経を圧迫し過ぎて痛める場合があります。 巻く強さを調節して下さい。
圧迫部分より先端が青白くなったり、指で爪を圧迫して白くなったのが離してもピンク色に戻らなかったり、シビレが出てきたら、緩めて血流を回復させてから再び圧迫します。
特に腫脹が大きくなってくる捻挫初期は自然に圧迫がきつくなって来るので注意が必要です。
Elevation(挙上 心臓より高く)
捻挫とは
捻挫は関節に無理な力が加わり、関節の通常可動範囲を超えて動いてしまったり、通常とは異なる方向に動いてしまい靭帯や関節包を傷めることです。
捻挫は損傷初期に治療せずに放置してしまうと、伸びた靭帯がそのままになり関節にゆるみが残る場合が多くなります。
捻挫を起こすぐらいの力が加わっていますので、関節がズレている事も多いです。
そうなると、靭帯も伸びた状態のままになり、捻挫がくせになり易いので、できるだけ早めに治療や矯正を行う方が良いです。
1番上の写真 捻挫治療前
2番目 ダイナトロン+鍼で当日の治療後
3番目 ダイナトロン+鍼で翌日の治療後
4番目 処置しなかった内側の翌日
内側は傷みが無く、内出血が軽度だったので外側の処置を優先する為に治療しませんでした。
翌日に見ると、処置した外側はかなり回復していますが、内側は昨日よりも内出血が酷くなっていました。
左 捻挫治療前 中 捻挫治療後 右 比較用正常足
捻挫を起こしてからくるぶし周辺の骨が飛び出て歩く時に痛みが出て、足首周辺の腫れが引かないと来院されました。
くるぶしの近くは内側に骨がズレて飛び出ているのと、少し分かりにくいですが、小指側の骨は上外側に飛び出ています。
治療後は内外どちらの骨も飛び出しが無くなり、足首の腫れも消失し歩行時の痛みも無くなりました。
捻挫の症状
足首の場合 痛くて歩けない くるぶし周辺が腫れる 内出血がある 押すと痛い 捻挫を起こした時に音がした 熱を持つ等の症状が起こります。
捻挫の治療
捻挫になった場合、初期にきちんと治療を行えば早く良くなります。
しかし、軽い捻挫の場合に大丈夫だろうと思い最初に治療せず、後で痛くなってきた捻挫の場合、回復が遅いです。
特に回復途中で同じ場所を再度痛めた場合、回復が非常に遅いです。
軽い捻挫でも初期に十分な治療を行った方が良いです。
治療方法はダイナトロン950プラス&鍼で炎症や痛みを軽減させます。
鍼は損傷部位の周辺に行って血流を改善させるのと、損傷部位の影響が有り疲労する部分に鍼を行なうと体全体としての苦痛が軽減します。
捻挫を起こした場合は関節に軽度のズレが有る場合が多いので、ズレが有る場合は矯正します。
程度が重い捻挫の場合は治療後に弾力包帯で動きを制限します。
さらに程度が重い捻挫の場合はホワイトテープで、固定を行いますが、捻挫した当日は後で腫れが大きくなってきても危険が無いテーピングを行っています。
打撲とは
打撲とは、転倒や衝突等の外部からの力により、傷口を伴わずに皮下組織、筋肉等の軟部組織の損傷をいいます。
日常のささいな出来事やコンタクトスポーツが原因となる打撲も多いです。
打撲の症状
炎症が起こる 腫れる 熱感を持つ 内出血/皮下出血を起こし変色する 頭部の場合はこぶが出来る 等が起こります。
打撲の治療
ダイナトロン950plusで炎症や痛みや内出血を軽減させます。
鍼は損傷部位の周辺に行い血行を改善させるのと、損傷部位の影響を受け疲労する筋肉に鍼を行なうと体全体としての苦痛が軽減します。
打撲して症状が出る程度の外力が掛かった場合は、関節がズレて矯正が必要な事も十分に考えられます。
捻挫や打撲の後で腫れやむくみが引かないと言われる患者さんを診てみると関節のズレがあり、
正常な形に矯正すると他には何の治療も行なっていないのに、すぐに腫れやむくみが軽減する事もあります。
打撲の治療 ダイナトロン950plus
治療前 治療後
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